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2008/04/12 (Sat) 第35話 操作



「へ〜精霊ですか〜。う〜んそんなものが存在してたなんて・・あ、ごめんなさいそんなものなんて・・」
リンディは何気なく言ってしまった言葉をすぐさま撤回した。
”良いのですよ。本物の精霊にはお会いしたことはないのですが、私たち擬似精霊は人の手で作られたモノなんですよ、所詮。”
自分の存在に自虐的なドゥエル・・・
「そんなことないよ・・・どんな生まれ方をしようと生きているんだからモノなんてことはないよ!今度またそんなこと言ったら本気で怒るからね。」
なのははホントに怒った様子である。
”・・・分かったわ(ありがとう・・・なのは。)”
なのはの言葉はドゥエルの心に大きく響いた。
そしてドゥエルの中でなのはの存在が宿り主以上の存在になった。
と、その時アルフが急に言葉を発した。
「おっともうこんな時間か〜。」
「何かあるんですか?」
なのはが聞く。
「ああ、カレルとリエラに魔法を教える時間なんだよ。」
「へ〜、じゃあ私とヴィヴィオは見学させてもらっても良いですか?」
「良いけど・・戦技教導官に見学されるのはやっぱりちっと気が引けるな〜・・。」
「え〜良いじゃないですか〜。」

「あ、じゃあ今日は外で模擬戦にしよう。ちょうどなのはが来てることだし♪」
アルフが何か企んでいるような不敵な笑みを浮かべる。
「えっ?私が来てるから模擬戦ですか?」
不敵な笑みについて突っ込まないなのはにがっかりしたアルフが淡々と答える。
「そ、あたしだけだと小手先の魔法しか使えないから戦闘形式の訓練があまり出来ないんだ。」
「そうなのよね〜・・だから模擬戦をするときは私が相手してたんですけど、私ももう年だから模擬戦やると疲れちゃうんですよ〜。」
リンディが肩をぽんぽん叩きながら言う。
「そんなリンディさんはまだまだお若いですよ〜。」
「そんな〜お世辞はいいですよ〜。(本心で言ってくれてたら良いのにな〜・・・はぁ)」
リンディがの期待に対しなのはは・・・
「<お世辞でも一応言っとかないといけない雰囲気だったよね?>」
”<そんなこと私に言われても・・・;>”
・・・・・・・・・・
「・・・・あははは」
「・・・・ふふふふ」
なのはとリンディの変な笑いが起こる。
「(な、なんだかね〜この変な間は・・・)まあとにかく今日はなのはにあいつらの相手してもらうってことで良いかい?」
「まあ良いですけど・・・。」
「じゃあ決まりだ!お〜いカレル〜リエラ〜訓練の時間だぞ〜。」
「「は〜い。」」
カレル、リエラ、ヴィヴィオの3人は遊ぶのを終えリビングにやって来た。
「聞いて驚けよ。戦技教導官のなのはが今日の模擬戦の相手をしてくれるぞ。」
!!!!
「「よ、よろしくお願いしますっ!」」
どうやらカレルとリエラは戦技教導官という役職がすごいものだということを知っているようだ。
どぎまぎしている。
ヴィヴィオ今の会話を聞いて驚く。
「えっ?ママそのために来たの?」
「ん〜と、別にそういうわけじゃなかったんだけど、急になりゆきでこんなことになっちゃった・・。」
「じゃあ私も参加していい?」
ヴィヴィオは飛び入り参加したいらしい・・・
ダメだよヴィヴィオが参戦すると幾つもの戦術で翻弄するから。
「えっ?ヴィヴィオも模擬戦やりたいの?」
なのはが駄目と言おうとした瞬間、
「おっ!いいね〜。じゃあヴィヴィオ・カレル・リエラのチーム対なのはの模擬戦ってことでいいじゃないか?」
アルフがあっさり承諾してしまった。
「わ〜ヴィヴィオちゃんと一緒のチームならきっと良い模擬戦になるね〜。」
「うんうん。」
カレルとリエラもノリノリ♪
「じゃあ一緒にガンバロ〜!」
「「「オーッ!」」」
「(なんか3人がノリノリだからもう引くに引けないな〜。何気にアルフさんも一緒になって拳を振り上げてるし・・・。)」
「よし、じゃあ移動しよう。」
アルフはそそくさと出かける準備を始める。
「移動って?」
当然なのははどこに行くかは知らない。
「模擬戦やるときは流石に家の庭じゃ狭いから広い所に移動してやるんだよ。」
とアルフが言っただけでさっさと出発してしまった。
「じゃあ今日は私は用なしってことね。気をつけていってらっしゃ〜い。」
リンディの見送りを受けて一行は出発した。
着いた場所は・・・
海・・・っていうか砂浜。
「ここで模擬戦やるんですか?」
「ああそうだよ。広いし人少ないし周りに建物ないし・・・あとは結界張るだけ・・・っと。」
と、言ってアルフは結界を張った。
「じゃあ、あとはなのはが自由にやってくれ。ああ一応制限時間は今からだと・・え〜と30分くらいな。」
と、言い残すとアルフは結界の維持に専念し始めた。
「えっと、じゃあ3人ともよく聞いてね。模擬戦だから危険な行為は絶対に駄目だからね。」
「「「はい!」」」
「で、ルールは私の防御を抜いて攻撃をヒットさせるだけ、簡単でしょ?質問はあるかな?」
「はい!」
「はいヴィヴィオ?」
「えーと、ママの防御を抜いて体のどこかに攻撃が当たれば良いの?」
「うん、つま先でも耳たぶでも攻撃を当てることが出来れば良いよ。カレルとリエラは質問ある?」
「えーと、禁止魔法とかはありますか?」
「う〜んとりあえずなんでもありで。リエラは?」
「えーっと、なのはさんは攻撃してきますか?」
「う〜んどうしよ・・私から攻撃しかけるのはまずやらないけど反撃はありにしようかな〜・・・。」
なのはは少し考える・・・
「いや、なのはは攻撃も反撃もなしじゃないとこいつらじゃ30分もたないぞ。まあヴィヴィオは未知数だからなんとも言えんけど。」
と、アルフの助言があった。
いやアルフはヴィヴィオの巧妙さを知らないからそんなこと言えるんだ!!
「じゃあ回避と防御だけってことで。それにみんなはバリアジャケット無いでしょ?私が攻撃したら一撃で落ちちゃうしね。」
「あのええと、僕たち持ってますけど・・・」
カレルがおずおずと切り出す。
「えっ!?」
「ああ、言うのを忘れてた。こいつらは訓練・汎用型のバリアジャケットと自作のデバイスがある。」
アルフがさらっと言う・・・・
「「えええええええっ!!!!」」
なのはとヴィヴィオはビックリである。
「その年でデバイス組んだの!?」
「「はい!」」
「上手く出来てはないですけど、それぞれの特性を活かしたのに仕上がってます。」
「って言っても1から作ったんじゃなくて訓練・汎用型デバイスをちょっといじっただけですよ。」
と、カレルとリエラは自慢半分、謙遜半分といった感じである。
そこにヴィヴィオが困った様子で挟んできた。
「私バリアジャケットもデバイスも無いよ〜。」
「あ〜じゃあヴィヴィオには訓練・汎用型のバリアジャケットとデバイスを貸すよ。」
と、アルフが言ってヴィヴィオは一安心したようだ。
それぞれ準備できたところで・・
「じゃあそろそろ始めようか?言っておくけどチームワークが大事だよ!いくら即興のチームだからって個々人でバラバラに戦ってたら絶対勝てないからね。実戦でもいつも同じメンバーで戦えるとは限らないんだから良い経験だね。じゃあレディ・・・ゴーッ!」

テーマ:魔法少女リリカルなのはStrikerS - ジャンル:アニメ・コミック


















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